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東京大学医学部附属病院リハビリテーション科・部:ご挨拶ページ
リハビリテーション科について
リハビリテーション科からのご挨拶、スタッフ紹介など

ご挨拶

リハビリテーション部 部長
リハビリテーション医学講座 教授
緒方 徹
(2022年1月就任)
部門の概要

東京大学医学部附属病院リハビリテーション部門は1963年に中央診療部運動療法室(部長:故樫田良精先生)としてスタートし、まもなく開設60年を迎えます。1984年には専任部長として上田敏先生が初代教授に就任され教室の基盤を築き、それに続く歴代の教室主宰者が大学病院の診療のみならず日本のリハビリテーション医学をリードしながら今日に至っています。その間、多くの医師が当教室で研修し、各分野で活躍しています。リハビリテーション診療に関わる専門職種も開設当時よりも人数だけでなく領域も広がっており、現在は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、鍼灸・マッサージ師、臨床心理士が在籍しています。 当部門は先端医療の中核拠点である東京大学医学部附属病院の中央施設部門として様々な診療科からの依頼に対応する急性期リハビリテーションを実践するとともに、小児運動器疾患や生活期にある障がい者、難病疾患など多岐にわたるリハビリテーション医療を大学病院や関連病院の連携の中で実践しています。

 

想いを技術と科学で形にする

リハビリテーション医療は患者さんの機能障害にアプローチする点が、病態の診断と治療を基軸とする他の診療科とは異なる特徴です。機能障害をもつ患者さんは疾病の急性期であれ慢性期であれ、障害とともに生活することを余儀なくされています。リハビリテーション医療はまずその現実に敬意をもって向き合うところから始まります。そして仮に疾病そのものの完治が得られない場合であっても、患者さんの身体的・精神的・社会的な活動性を最大限に引き上げるために、各リハビリテーション専門職による訓練や薬物治療、装具療法、あるいは社会制度利用を提案していきます。そのためには原疾患の理解だけでなく、体の機能や動きに関する生理学、神経科学あるいは運動力学といった医科学に基づき、目の前の患者さんの未来の生活像を造り上げていくプロフェッショナルとしての視点が必要となります。我々は大学病院・大学院・関連医療機関との連携の中で、障害と向き合う文化と医科学の知を蓄積し、実践に繋げることを目指しています。

 

様々な背景の専門家が集う多様性のエネルギー

リハビリテーション医学を志す専門家の育成は部門の重要な使命です。大学病院では医学生並びにリハビリ専門職の学生教育にも工夫をしながら取り組んでいます。2018年度から始まった新専門医制度においては関東を中心に現在23の連携・関係施設とともにリハビリテーション専門医の育成を行っています。そのほかにも当教室の方針に賛同いただけるリハビリテーション科医の途中入局も随時検討しています。また大学院教育にも力を入れており、医師だけでなくリハビリテーション分野に関わる専門職や技術者との連携を行い、リハビリテーション医学の次の扉を開く人材を育成しています。多様な人材が集まることによるエネルギーを、あらゆる立場の障害当事者に対して向き合っていく原動力として結集し、社会に貢献することが東京大学リハビリテーション部・科の目指すものです。

このページをご覧になられて、入局やプログラムに関心を持たれた方(学生・研修医の方)はいつでもお気軽にお問い合わせください
リハビリテーション科・部 TEL: 03-3815-5411(内線 34265)  FAX:03-5800-9028
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